テクニカルロープレスキュー
ハイサイ!
続きです
野外観測支援の部門別訓練で
TRRT(テクニカルロープレスキューテクニシャン)
3日間の講習に行ってきました
南極では非常時に備え、越冬隊員の中でレスキューチームを作り
越冬の早い段階で訓練をしなければなりません
オイラはその訓練を指導する役目なので
TRRTで自分自身の技術と知識を再確認することと
教え方を参考にすること、
倍力システムや器具で南極で使えるものを見つけることが目的です
場所は埼玉の名栗という山の中で携帯電波も入らなかったりするところと
受講生は12名
長野、山梨、神奈川の消防官達がきていました
全員消防かとおもいきや、電気工事で高所作業している方々も
初日はレスキュー哲学、資器材の種類等の座学と基本的なロープワークや
倍力システム、担架縛着をやりました
最初はお互い初対面でぎこちない雰囲気でしたが
夜に懇親会をしていい感じに打ち解けました
(オイラは
泡盛を持参していったのでそれがでーじ役立った)
2日目は山の急斜面で
支点作成→倍力システムでの救助を何通りも組み替えて実施
建物間、中洲や谷の救助に使うハイラインもやりました
3日目は
御嶽駅の近くの川の壁面でロープ登降とホットチェンジ、
引きあげ救助を何回もおさらいしました
オイラも久しぶりに救助服を着て、ヘルメットは55次観測隊の青ヘルで参加
消防官達の
「カラビナよし!」
「準備よし!」
「ロープ引け!」
という掛け声も久しぶりに聞いたり、言ったりして
やっぱこうだよねって感じでうれしくなりました
レスキューってのはとにかくやり方に正解は一つじゃなく
柔軟な発想が必要なんだと学んだ
3日間、基礎とはいえ内容が多くざーっとやってあっという間だったので
昭和基地レスキューチームの訓練に活かせるように復習しないとな
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