2014年02月13日

雪尺観測

ハイサイ!

気象隊員が毎週行う雪尺観測に同行しました

昭和基地では陸地から海氷上に出るときは原則2名以上
出発、到着、引揚、帰着時にそれぞれ無線を入れます

なぜそこまでするかというと
海氷上にはクラック、ウインドスクープ、プレッシャーリッジ、パドル等々の危険が
そこかしこにあるから

ちなみに今回の雪尺観測とは海氷上の雪面に立てた丈竿の高さを計測し
前回との差で降雪や雪のつき方を観測するものです

気象のA原君と二人で徒歩にて出発

海氷上に出るといきなりタイドクラックがあります
タイドクラックとは=陸と海の間で、潮の満ち干きによってできる氷の亀裂のこと
雪尺観測

これが日によって幅が変わったり、表面は狭く見えるけど
中がえぐれていたり、雪が乗って隠れていたりとやっかいです
深いやつは5~6mを越え、落ちたら一人じゃ登れません
クラックに雪が乗って割れ目がわかりづらくなっています
雪尺観測

ゾンデ棒で突っつきながら何本ものタイドクラックを越えて雪尺ポイントへ到着し
計測ができました
雪尺観測




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この記事へのコメント
突然のコメント失礼致します。
NHKの番組制作をしております
アマゾンラテルナの阿部と申します。
現在、番組で「南極物語」を特集しておりまして、
こちらのブログに掲載されております、クラックの写真2枚(はっきりわかるものと雪で隠れているもの)をお借りできないかと思いご連絡いたいしました。
具体的なご相談や番組のご説明をさせていただきたいので
s.abe[a]amalate.co.jp
[a]の部分を@に変えてメールいただけますと幸いでございます。
突然のお願いでお手数おかけしますが何卒よろしくお願いします。
Posted by 阿部翔太 at 2020年01月27日 17:34
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